赤ワインの魅力とは?種類や産地もわかりやすく解説します!

赤ワインとは?


赤ワインは、果皮が黒色・紫色の黒ブドウ品種を原料として造られます。黒ブドウの軸のみを取り除き、細かく破砕します。そして種や果肉が付いたままの果肉を丸ごと搾った果汁を用います。

搾った果汁は木樽や金属製のタンクに入れられ、酵母を加え、25~30℃の温度で1週間~10日程度かけて発酵させます。

赤ワインの色は、ブドウの皮に多く含まれるポリフェノールの一種「アントシアニン」の色素によるもので、赤や濃い紫、赤褐色などの色となります。

赤ワインの種類と産地


赤ワインは、飲み口の濃厚さやボリュームの違いによって、軽やかでフレッシュな飲み口のライトボディ(軽口)、程よいボリューム感のミディアムボディ(中口)、重めなボリューム感と濃厚でコクのある飲み口のフルボディの3つに分類されます。

そして、使われるブドウの品種や生産地によっても、仕上がりの味わいが大きく異なります。

ブドウの品種

赤ワインの原材料となる黒ブドウは多くの品種がありますが、その中でも特によく使われる代表的な品種をご紹介します。

カベルネ・ソーヴィニョン

フランスボルドー地方原産のカベルネ・ソーヴィニョンは、世界中で広く栽培されているブドウ品種です。黒ブドウの王様と呼ばれることもあります。黒系の果実の香りと濃厚な果実味、酸味と渋みがしっかりしているのが特徴です。

ピノ・ノワール

フランスブルゴーニュ地方を代表するピノ・ノワールは、透明感のあるルビー色で、渋みが少なめで程よい酸味です。赤ワインの女王と呼ばれることもあるほどに、華やかな香りとエレガントで優美な味わい、繊細で上品な口当たりが特徴です。

メルロー

フランスボルドー地方原産のメルローは、深みのある色合いときめ細やかなタンニン、ジューシーな果実味とふくよかで口あたりの良い飲み心地が特徴です。冷涼な地域でも栽培しやすく、世界各国で人気が高まっている品種です。

シラー

フランスコート・デュ・ローヌ地方原産のシラーは、濃い紫がかったガーネット色。独特のスパイシーな香りが特徴的で、フルーティさとタンニンのバランスが取れた、パワフルでコクのある味わいが魅力です。

マスカットベーリーA

マスカットベーリーAは、日本固有の品種です。イチゴやキャンディーのような甘い香りが印象的。タンニンがとても控えめなので、初心者にも飲みやすい軽やかな味わいが魅力です。

ガメイ

フランスのボージョレ地方で多く栽培されていガメイは、タンニンが少なくフルーティで軽やかな味わいのワインを生み出します。ボージョレ・ヌーヴォーもガメイから造られます。

ボルドーとブルゴーニュ


ワイン造りに適した気候や風土に恵まれた、世界が認めるワイン王国フランスの中でも、特に優れたワインが造られている地域が、ボルドーとブルゴーニュです。

フランス南西部、大西洋岸に位置するボルドー地方は、特に赤ワインが有名です。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを主体とした複数のブドウ品種をブレンドし、土地の個性を活かした、造り手の技が光るワインが造られています。

ボルドーでは、その地区の畑を所有し、ブドウ栽培からワインの瓶詰までを一貫して生産している造り手が「シャトー」と呼ばれます。メドック地区の五大シャトーなど、格付けによってランク分けされています。

ボルドー地方と並ぶもうひとつの銘醸地が、フランス北東部に位置するブルゴーニュ地方。

ほとんどのワインが、ピノ・ノワールまたはガメイの単一品種のブドウから造られるのが特徴です。ブルゴーニュ地方では、「村」や「畑」単位で格付けがされています。

赤ワインにはお肉が合う!


赤ワインには、肉料理がよく合います。
ボルドーなどタンニンがしっかりとしたフルボディのワインには、牛肉など赤身のお肉を使った料理を合わせるのがおすすめです。

ふくよかで丸みのある味わいのメルローには、ハンバーグなどの柔らかく仕上げた肉料理と好相性。

力強くパンチのきいた味わいのシラーには、スパイシーに味付けした肉料理と相性抜群です。

酸味が強めの、ライト~ミディアムボディのブルゴーニュワインには、鶏肉や豚肉といった白身のお肉を使った料理が合わせやすいです。

赤ワインは渋みが魅力


赤ワインの渋みが苦手だと感じている人もいると思いますが、まだ、好みに合った赤ワインと出会っていないだけである可能性がとても高いです。同じワインでも、合わせる料理によって、風味や味わいが大きく変化します。

ワイン単独で飲むと渋く感じていても、料理と合わせることで全然印象が変わり、ちょうど良い味わいに思えるなんてことはよくあります。

また、ボディの違いや産地、ブドウ品種によっても味わいが異なります。

渋みが苦手な人は、フルーティーで軽やかな赤ワインや甘口の赤ワインから飲んでみると良いでしょう。マスカットベーリーAやピノ・ノワール、ガメイが特におすすめです。

まとめ

  • 赤ワインにはポリフェノールがいっぱい
  • ボディの違いやブドウ品種、産地によって味わいが様々
  • 赤ワインにはお肉料理!

赤ワインは好みが分かれますが、種類が豊富で奥深い魅力があります。

好みの赤ワインが見つかると、クセになるかもしれません。ぜひいろいろ試してみてくださいね。

最近は通販でワインを頼むのが当たり前になりつつあります。品揃えも豊富なので自分好みのワインを見つけることができますよ!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする