ワインは寝る前に飲むべき?睡眠前にワインを飲むことのメリット

寝る前のワインは太る?


夕食後、就寝までに3時間以上の時間を空けないと太る、という話を聞いたことはあるでしょうか? 夕食から就寝までの時間が短いと、インスリン濃度が高いまま睡眠することになります。

そのため、脂肪の合成と蓄積が促進されるので、体脂肪がつきやすくなるのです。ということは、寝る前にワインを飲むと太ってしまうのではないか、と心配になった人もいるかもしれませんね。

でも、安心してください。ワインを寝る前に飲んでもそれだけで太るということはありません。

非発泡の赤ワインと白ワインのカロリーは、1杯100mlあたり約73kcalです。ワインによってアルコール度数や糖分の量が少しずつ異なるので、アルコール度数や糖分量が高ければ、その分カロリーも高くなります。

アイスワインや貴腐ワイン、ポートワインなどの甘口~極甘口のデザートワインは、糖分を多く含んでいます。

その分どうしてもカロリーが高くなってしまうので、寝る前に飲むワインの選び方に注意してください。

また、ワインを単独で飲む分には、種類の選び方と量をほどほどにしていれば、あまり心配はありません。

問題はおつまみの食べ過ぎにあるのです。ワインを飲むから太るのではなく、多くの場合は、一緒に食べているおつまみが原因となっています。

カロリーの低いおつまみを選ぶようにするか、おつまみはナシでワインを単独で少量飲むようにしましょう。

寝る前にワインを飲むメリット


寝る前にワインを飲むことには、健康面でいろいろなメリットがあります。ここでは、主なものをご紹介します。

血行が良くなって安眠できる

ワインには、脂肪を燃焼させるポリフェノールが含まれています。

女性に多いと言われる、冷え性で手足がなかなか温まらなくて眠れないという人には、寝る前にワインを飲むことをおすすめします。

血行が良くなり、体が温まって心地よく眠りにつけますよ。特に赤ワインの香りには、心身をリラックスさせる効果があるので、一石二鳥です。

ポリフェノールの抗酸化作用による体の修復

ポリフェノールには、抗酸化作用を高める働きがあるとされています。

紫外線をたくさん浴びた時やストレスが続いた時、激しいスポーツをした時や加工食品を摂取した時など、体内には様々な要因で活性酸素が作られます。

活性酸素が体内に溜まっていくと、老化や病気の原因となります。

ポリフェノールは、この活性酸素を体から取り除いてくれる、嬉しい働きを持っています。

人は睡眠中に体を休めて疲労回復や修復をしているので、寝る前にワインを飲むことで疲れがよく取れ、修復の助けとなるのです。

アルコールで悩みが軽くなる

アルコールには、脳細胞の興奮を鎮静するなど抑制系の神経伝達物質である「GABA(ギャバ)」を活性化する効果があります。

また、ワインのおつまみの定番であるチーズには、カルシウムを多く含んでいます。

乳製品はイライラした気持ちを鎮めて、精神を安定させてくれます。ワインのおつまみにチーズを選ぶことで、ストレスがさらに軽減されて悩みが軽くなりますよ。

寝る前にワインを飲みすぎて肝臓に負担がかからないように


アルコールが原因となって引き起こされる肝臓障害の中で、最も多いのが「脂肪肝」。

肝臓には、一般的に細胞の10%ほどの中性脂肪がありますが、その割合が30%以上になった状態が脂肪肝です。

いくら寝つきを良くするためと言っても、毎晩、多量のワインを長い間飲み続けていれば、肝臓障害のリスクは高くなってしまいます。

週に1~2日の休肝日を作り、適量を守るようにしましょう。

まとめ

寝る前のワインを飲んでも太らない。でも、おつまみ選びに注意しましょう。
寝る前にワインを飲むメリットはたくさんあります。

  • 血行が良くなって安眠できる
  • ポリフェノールの抗酸化作用で、疲労回復&体の修復
  • アルコールで悩みが軽くなる

ワインの飲みすぎで肝臓に負担がかからないよう気をつけよう!

寝る前に、タイミングと量を上手に調節してワインを飲むことで、リラックスして安眠できます。

ただし、飲みすぎて肝臓に負担がかからないように気をつけて、くれぐれも依存しすぎないように心がけましょう。

ワインが服にこぼれてしまった時はこちらの方法でシミを防ぐことができますよ!

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